徹底解説!老年期うつ病と認知症ってどう違うの?

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老年期うつ病と認知症の違いを解説

高齢者の方に多い症状として、認知症があります。
アルツハイマーを認知症と考えている方もいるかもしれませんが、認知症の言葉の意味は広く、アルツハイマーは認知症の症状のひとつとされています。
また、もうひとつ高齢者の方に多いのが、老年期うつ病という症状です。
こちらは高齢の方に発症するうつ病のことを指します。

認知症と老年期うつ病はどちらも似ているため、どう違うのかが分からないという方もいると思います。
ここでは二つの症状の違いについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてほしいと思います。

認知症について

まずは認知症についてです。
こちらは認知する力が弱くなる症状のことを指します。
高齢になると脳の機能が衰えてきており、記憶力も低下します。
すると、身の回りの人が誰だか分からなくなったり、今日食べた食事も思い出せないという症状になることもあります。

このように、脳の機能の衰えが生じ、日常生活に支障が出るのが認知症です。
認知症は多くの高齢者の方がなる可能性があると言われており、今後も認知症になる方は増えると予想されています。
現在も認知症の予防、対策法は確実なものがなく、これから到来する超高齢化社会に向けて準備が必要とされています。

老年期うつ病について

老年期うつ病は高齢者の方に起こるうつ病です。
一見は認知症のように放心状態のような様子を見せることがありますが、原因は異なっています。
うつは中年の方にも発症することがありますが、何らかの精神的なダメージが原因となっていることが多いです。
原因は人によって異なりますが、仕事をしなくて良くなったことが、逆に生活にハリをなくしてしまう原因となり、老年期うつ病になってしまうことがあります。

また、子供が結婚したり独立することで実家からいなくなり、それがうつの原因になることもあります。
老年期うつ病の改善は認知症と同じ方法では通用せず、精神的なダメージの原因となっていることを改善する必要があります。
仕事を頑張っていたけれどそれがなくなることで老年期うつ病になってしまった方は、新たな仕事を見つけることで生活にハリを取り戻し、老年期うつ病が改善することも多くあります。
子供がいなくなって寂しさを感じていた方も、今度は孫ができることでまた新しい存在が生まれ、老年期うつ病が改善するケースもあります。

このように、認知症は徐々に症状を改善する必要があるのに対し、老年期うつ病は原因を取り除ければすっきりと改善されることも比較的多いです。

以上が認知症と老年期うつ病の違いです。
一見の症状は同じように見えても特徴は大きく異なるので、ぜひ覚えておいてほしいと思います。